アジアミリタリーサイト
飢えた熊】財政難ロシア
中国に空母援助を求めるか
中国に空母援助を求めるか
ロシア、戦勝記念日の軍事パレードで
最新兵器を披露
最新兵器を披露
ヴィーチャズィ/ナイツの曲技飛行
2018/5/10 にロシアのモスクワで行われた
戦勝記念日の軍事パレードの様子です
ちょっと目新しいAFVを見て行きましょう
T-14アルマータ
MBTとしては世界初となる完全無人砲塔を
持った3人乗りの新型戦車です
ベストセラーだったT-72系と決別した
新たな車体構造が注目されています
BMP-Tターミネーター2
この車両は初期型はT-72 改良型はT-90の
車体を流用したファイアサポーターです
米軍のM3ブラッドレー等の戦闘車両と
違うのは元が戦車なので分隊を搭乗させる
能力はないようです
武装は３０mm機関砲×2
７，６２mm機関銃×2
9M120 アターカ対戦車ミサイル×4
３０mmオートグレネード×2
WW2時のドイツ軍のマルダーのように
古くなった車体を上手く利用しています
このようにして見ると一見 華々しいロシア軍
なんですが内情はけっこう厳しいです
資源セクターはまあまあですが 経済制裁が
ボディブローのようにジワジワと効いてきている
ことを裏付ける記事があります
ロシア軍事費が1998年以来のマイナスに
経済制裁で昨年2割減
ロシアの2017年の軍事費が前年比で20%減少し、
1998年以来のマイナスとなったことが、
スウェーデンのシンクタンクSIPRIが発表した
報告書で明らかになった。
西側諸国からの相次ぐ経済制裁が影響したという。
SIPRIのまとめによると、ロシアの2017年の
軍事費は663億ドル/約7兆2700億円に止まった
前回、ロシアが軍事費の削減を迫られたのは、
大規模経済危機に見舞われた1998年だった。
「ロシアはインフラや教育予算を削減し
軍事費はほとんど減らしてこなかったが
2017年は痛みを伴った初のケースとなった
軍事費を高水準に保ったり増やすことは
不可能になっている」SIPRI/シーモン上級研究員
afpより一部抜粋
実際 今回の軍事パレードでもT-72B3がかなり
映っています 基本的には72年に配備された
戦車で これはアップデートこそしていますが
まだ600輌以上もあります
そんな中で 準同盟状態の中国が直接支援に
乗り出す可能性が取りざたされています
中国がロシアのために空母建造の可能性?
ロシア空母アドミラル・クズネツォフは
大規模な修理が必要な時期になっており、
あとどれだけ使用できるか分からない
そのため新たな空母に変更しない理由はない
としているが、ロシアの財政や技術を考えると
独自建造は難しい
そこで、ほかの国から購入するとしたら、
中国の可能性が十分にあるだろう
「中国の造船業はこの10年で急速の進歩を
遂げて大型の艦艇の建造経験がある
一方でロシアは冷戦終結以降、大型艦艇を
建造していない」と指摘した。
ロシア向け空母建造のメリットとは?
●中露関係を強化すること
●ロシアが空母に望む特許技術を理解すること
●国際的な艦艇製造市場における行政管理経験
積むことができる
ナショナルインタレストより一部抜粋
実際 例えば新型の22350型フリゲート
4000t級と元の設定より かなり小ぶりと
なりましたがそれでも本来なら20隻程度は
就役しているはずが 現在でもようやく
一隻だけがテスト中という段階です
4000t級と元の設定より かなり小ぶりと
なりましたがそれでも本来なら20隻程度は
就役しているはずが 現在でもようやく
一隻だけがテスト中という段階です
ことほど左様にロシアのやりくりは厳しそうです
例年の中国との共同訓練でも中国は必ず新造艦を
もってくるのに ロシアはソ連崩壊前の艦船も
珍しくありません
そこに中国の予算と設備が加わればパーツ共用に
よる生産コスト削減や保守管理の向上などが
見込めるでしょう
ですがそうそう いい話ばかりではありません
当の中国製がかなり怪しいレベルだからです
中国製エンジン搭載のロシア艦艇にトラブル
ロシア向けエンジンは燃料、オイル、冷却水など
を寒冷地環境に応じた仕様が求められるが
中国企業は性能と信頼性の高いエンジンが生産
できないため、エンジン全般は中国製造業に
とっての「弱点分野」の１つとされている
問題はこのまま中共の軍拡を許せば
ロシア等の軍事 科学 技術を全て買い漁って
大量に製造し続けるということです
その時に払う犠牲は現在の数百倍以上に
なることは容易に予想できます
