アジアミリタリーサイト

大和タケル

CFO逮捕で一気に火がついたファーウェイ騒動ですが

パスポートを10通も持っていたとか　分解したら

仕様にないチップが出てきたなどいろいろと

報道されています　(; ´｀ハ´)しょうがないアルよ

今回は中国側のスパイやハックなどの話題ですが

まずは気になるファーウェイ問題からいってみましょう

ファーウェイに日本製パーツ使用

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日米政府が調達機器からの排除方針を示している

ファーウェイ製品は、多くの日本企業の部品が使われている

中でも関西に集積する電子部品や機械メーカーなどと

連携を強めているため、製品排除でファーウェイの経営が

悪化すれば関西経済に打撃となる可能性がある

産経より一部抜粋

中国関連の危険性をずっと指摘してきましたが　

その脅威を過小評価し　売り上げさえでればいいと

してきた　やり方がこうして裏目にでているわけです

またファーウェイなどに関して　スパイ問題などの

専門機関であるＦＢＩも脅威度が高いと分析しています

中国のスパイ等の脅威に団結して当たるよう警告

中国のハッカーと結びついたマリオットのデータ違反と

Huawei幹部逮捕のニュースなどで関心が高まっている

議員らは、中国は今日、米国が直面している最も深刻な

カウンターインテリジェンス(情報漏えい阻止)への
脅威であると述べている

米上院の司法委員会では、中国が関与した知的財産の

侵害などに関する公聴会が1開かれ、この問題への

対応に当たっている省庁や捜査機関の高官が出席した

連邦司法委員会のB.プリストンカウンター
インテリジェンス部門局長補佐は、上院の

司法委員会で「中国は、自ら民主的制度を

持たない政府が世界に取って代わるモデルだと

唱えている　これは自由で開放的なルール基本と

した体制を弱体化させようとしている」と述べた。

ＦＢＩ「機器が安全保障上脅威に」と証言

ファーウェイの副会長の逮捕に関連してＦＢＩは、

議会の公聴会で「中国の通信機器の利用者データは、

中国政府によって、どのようにでも利用される

おそれがある」と証言し、ファーウェイ等の機器が

安全保障上の脅威になり得るという見方を強調した

ファーウェイの最高財務責任者の孟晩舟副会長が

アメリカ政府からの要請を受けたカナダの当局に

逮捕されたことに関連して、アメリカでは議会を

中心に中国企業への警戒感が強まっている

DHS「中国の通信機器の利用者のデータは、

中共によって、どのようにでも利用される」　

国土安全保障省/DHSも「ファーウェイだけでなく、

中国のほかのメーカーの製品も警戒すべきだ」と

発言して　こうした認識をアメリカや同盟国と

共有することが重要だと指摘した。

S.C.Morning Postなどより抜粋

記事内にあるマリオットハックとはホテル大手の

マリオットがハッカーからサイバー攻撃受けて　

個人情報が最大５億件流出した事件です

ポンペオ国務長官は「中国が攻撃」と断言しました

この他にも　中国は積極的に多数のハッキングや

サイバーアタックなどを仕掛けています

大陸の理系学府としてはトップといわれている

清華大学と関連のあるIPアドレスからもハックが

なされていたという報告もありました

(レコーデッドフューチャーより)

こうした事例はいくつも起きていますので　　　

最近の代表例を挙げておきます

半導体関連分野

米司法省は中国の半導体企業　福建省晋華集成電路を

マイクロン・テクノロジーからＤＲＡＭの技術の窃取を

狙ったスパイ活動を行ったとして連邦大陪審が起訴した

福建省晋華集成電路と共謀したとして、台湾半導体大手

ＵＭＣ（聯華電子）および台湾人３人も同時に起訴した。

航空関連分野

米商務省は福建省晋華集成電路が米輸出管理規制に

違反し「安全保障を脅かした」として、同社に対する

部品輸出を制限すると発表した

司法省は中国情報機関・国家安全省傘下の

江蘇省国家安全庁の当局者２人とハッカーら

計１０人についても、米企業のコンピューターに

侵入して民間旅客機用のターボファンエンジンの

技術データを盗み出そうとしたとして起訴した。

また容疑者らは、エンジンの部品を生産した
マサチューセッツ州、オレゴン州、アリゾナ州の
航空宇宙企業のネットワークにも侵入した。

ハッキングの手口

ハッカーらは、米国側と共同でエンジンを開発した

フランスの航空宇宙企業のネットワークに不正な

ソフトウェアを侵入させるために、フィッシング詐欺を

使用した/ガーディアンなどより一部抜粋

この記事には具体的な名前が書かれてなかったんですが

民間機用で仏との共同生産というヒントから察して

多分　GEと仏スネクマ社が設立したCFM社で共同開発を

進めている次世代のLEAP-Xジェットエンジンなどの

データが狙われたんだと思います
なんしろ戦闘機用の渦扇エンジンといい　
中国はエンジン開発にてこずっていますからね

チャイナ・イニシアチブで対抗へ

中国の「経済スパイ活動」に徹底対処

見てきたように度重なる中国のハックなどに

対抗するため米国はチャイナ・イニシアチブと

呼ばれる対策を打ち出しました

司法省が発表した中国の工作に対する
包括的な対抗措置をまとめたものです

・中国による情報窃取や経済スパイ活動の取り締まり、

・重要インフラのサイバー攻撃からの保護、

・米世論への違法な影響力行使　

これにより　今後は更にスパイやハック関連の

訴訟や摘発が増加していくと思われます

日本企業も後で泣かないように中国接近は
よくよく考えたほうがいいと思いますよ