アジアミリタリーサイト

世界のあちこちで緊張を高めている中国とロシアの
動向をまとめてありますので　ご覧ください
大和タケル

習近平氏「戦争への備えを強化」自ら機関銃を

操作し檄を飛ばす　対立が深まる米国をけん制か

習近平主席は遼寧省で人民解放軍79集団軍の

訓練を視察した。

駐機中の攻撃ヘリコプターに自らヘルメットを

かぶって乗り込み機関銃を操作し、「訓練と戦争への

備えを強化し、戦いに勝てる能力を高め、任務を

果たさなければならない」と檄を飛ばした。

貿易戦争を機に対立が深まる米国をけん制したとみられる。

訓練はヘリコプターによる攻撃や低空飛行、装甲車輸送

などの実戦形式で実施。

習氏はめったに見せないサングラス姿で地上から見守った。

79集団軍は遼寧省に拠点を置き、朝鮮半島などを管轄する

即応部隊とされるまた同部隊は1950年に始まった
朝鮮戦争で米軍の騎兵部隊に壊滅的な打撃を与えたことがある。

中国中央テレビ/日経/軍事網/新華社などより抜粋

軍事衣物在習近平的秋天といったところでしょうか

こんなポスター作ったら　また墨かけられるかもw

攻撃ヘリにまで乗るとはかなりアピールしてます

この機体は多分　WZ-10霹靂火でしょう

カモフ設計で　ローターなど開発の多くを

ユーロコプターが行った新型の攻撃ヘリです

精忠報国　忠義に励み国に報いるという

演説も行ったようですがこの背景には激しくなる

米国との経済紛争に加え　軍事面でも徐々に

軋轢が高まっていることがあります

これは朝鮮戦争の303高地の戦いで捕虜となり　
中共軍により後ろ手に縛られたまま射殺された米兵

米Ｂ５２爆撃機、南・東シナ海を飛行　

Ｂ５２は日本の戦闘機と尖閣諸島近くや、

中国が宣言した防空識別圏内を飛行した/cnn

中国、米海軍艦艇ワスプの香港寄港を拒否/WSJ

中ロ両外相　国連で米国批判

中国の王毅外相

「中国は脅しに屈することはなく、圧力に負けることもない」

ロシアのラブロフ外相

「政治的脅し、経済的圧力、粗暴な力」に頼る国々がある」

欧州で悪評の高まるロシア動向

ボストークを視察するプーチン

その中国の後ろはロシアが固めています

冷戦後　最大規模となったボストーク演習に

中国軍も参加するなどやはり　この二カ国は

密接に結びついています

その一方で南部クリミア併合や毒物使用疑惑など

欧州各国とロシアとの対立も深まっています

ボストーク2018のSu-25フロッグフット

英国　ノビチョク襲撃でロシア二人組に逮捕状

元二重スパイのロシア人父娘への暗殺未遂事件と、

その近くで、6月にイギリス人カップルが同じ

ノビチョクに触れ死傷した二つの事件で英捜査当局が

二人の容疑者に逮捕状が発行されたと発表した。

アレクサンドル・ペトロフとルスラン・ボシロフ

という名義でロシア政府発行のパスポートを所持

捜査を主導しているスコットランドヤードは二人の

写真を公開し、市民に情報提供を求めている。

ただし、二人はロシア軍情報組織GRUの所属と見られ

この名前は偽名の可能性が高いとされている/外電より

消音に特化した特殊狙撃銃VSSを持ったスペツナズ兵士

このGRU/グルーはロシア連邦軍参謀本部情報総局

の略でスパイ組織であると同時にスペツナズも

管轄していると言われる　軍直轄の特務です

解毒剤が無いといわれているノビチョクも

ここなら使用しても不思議ではないです

またスイスでもロシアスパイ疑惑が持ち上がっています

スイスで大規模スパイ疑惑

狙われたスイスのNBC防衛研究所

スイス紙が報じたロシア外交官によるスイス国内での

大規模スパイ疑惑を巡り、二国間の緊張は高まっている。

スイスのカシス外相は米ニューヨークの国連総会に

参加しているロシアのラブロフ外相と会談を行った。

だが、ロシア外交官によるスイス国内でのスパイ

活動疑惑について大きな進展はなかった。

スイスインフォ.chより

こんな中で　かつての旧ソ連邦各国のロシア語排除が

ひろまっています

広まるロシア語離れ

ロシア語は旧ソ連時代、連邦を構成する各国の公用語と

して使用されていたが最近では各国で“ロシア語離れ”

が加速している。

ウクライナのリボフ州議会はロシア語の歌曲を

公共の場で流したり、ロシア語の書籍を出版したり

することを禁じる条例を賛成多数で可決した。

２０１４年のロシアによる南部クリミア併合や、

親露派住民が多い東部地域の分離独立運動などを

通じ、ウクライナでは反露感情が強まっている。

リボフ州と同様の施策が国内に広まる可能性もある。

モルドバが６月、ロシア語を国内共通語とした法律を

失効させたほか、カザフスタンもカザフ語の表記を

英語などラテン文字に変更することを発表した

イタル・タス通信/サンケイなど

この他にバルト三国もロシア語排斥派ですし

グルジアやアルメニアも独自言語を進めています

またアゼルバイジャン　ウズベキスタンも同様です

はっきり言ってロシアとくっつきたいという国は

無いという実情をよく表しているわけです

経済や金品のやり取りはするが　領土問題など

知ったことでは無い　こんな態度では嫌われて当然です